2023年7月の保良ゲート前

 一刻も早く、宮古島からミサイル・弾薬の撤去を!そして、ミサイル基地の撤去を!
3棟目の弾薬庫なんか造らせてたまるか!
 


「銃撃音は工事や車の音と受け取り方が違う。同じだと捉えてほしくない。戦争につながる音は聞きたくない。」(フェンスから約120m離れた場所に住んでいる宮古島平和ネットワーク下地博盛共同代表、沖縄タイムス 7.12より)

「訓練に対する理解を深めてほしい」(比嘉隼人宮古警備隊長、沖縄タイムス 7.12より)


あくまでも、隊員が普段から行う体育訓練…要は行進ですとか、ちょっとした体力強化等の運動ですね。そういったことを具体的にはやっていくんじゃないかと思っております。一部、車両とかを使ったりしてですね、車両の展開訓練とか、テントを張るだとか、野外訓練だとか、そういったことだと思いますが、振動だとかそういうものが生じるとは、基本的には考えておりません。具体的なそういう事例が発生したときは、きちんと調整させていただくことになるかと思います。」「およそ日本全国的にもですね、こうした弾薬庫訓練場でですね、大きな騒音が生じているということはございません。その点は、お約束をさせていただけると思います。(2018年8月25日、保良公民館で行われた防衛省による住民説明会で、屋外でも訓練が行われることについて防衛省職員の説明)(※こういう訓練なら構わないと、住民が認めたわけですらない)


 2023年7月の保良ゲート前。7月から射撃訓練場の運用が本格的に始まるということで、9~10日、「保良訓練場内覆道式射場地元説明会」が開催された。これからはこういう訓練をどんどん行っていきます、ということを住民にお知らせして理解を深めてもらうのを目的とするらしい「訓練展示」も行われた。
 「訓練展示」は屋内の射撃場だけではなかった。3日~7日の「事前訓練」も含め、戦場さながらの、空砲や「擬砲煙」を使った屋外での銃撃戦の訓練…武装工作員を制圧する訓練だという…が住民に見せつけられた。
 私たちは、戦争で死ぬことになっても「戦争で死ぬことに対する理解を深めてほしい」と言われるだけの存在だから、いま保良で国・防衛省・軍隊が行っていることに徹底的に抵抗しなければならないと思います。

3棟目の弾薬庫
 保良には3棟の弾薬庫建設が計画されていた。そのうち2棟は完成し運用が開始されたが、1棟は用地未取得のため、着工のめどは立っていない。
 ところが11日、何やら不穏な動き。弾薬庫計画地のフェンスが撤去され、パワーショベルが地面を掘り始めた。みるみる掘り進められ、7月末には未取得地との境界ぎりぎりまでの土地が造成された。
 防衛局は住民の質問に対し、「敷地造成に入る準備段階で仮設道路をつくっている」「計画通知書は提出しているが、県の審査中で確認済証はまだ出ていない」「(弾薬庫建設の)工事の着手という認識ではない」「現在の範囲に未取得の土地は含まれていない」と回答。「造成工事の前段階なので問題はない」という見解らしい。

▼保良での7月の軍事訓練予定▼
3(月)、4(火)、5(水)、6(木)、7(金)、9(日)、10(月)、11(火)、12(水)、13(木)、14(金)、18(火)、19(水)、20(木)、21(金)、24(月)、25(火)、26(水)、27(木)、28(金)、31(月)の21日間。3~7日は説明会の「事前訓練」で9〜10日は「保良訓練場内覆道式射場地元説明会」の住民や市長・市職員等に向けた「訓練展示」。24~26日は夜間訓練の予定。
「宮古島射場(覆道式射場、最大300mの距離で実弾射撃ができる)」での訓練も始まる。
3(月)、4(火)、5(水)、6(木)、7(金)、9(日)、10(月)、19(水)、20(木)、21(金)、24(月)、25(火)の12日間の予定。

▼この間の宮古島・保良と、南西シフト関連の動き▼
7月 3(月)~7日(金)「保良訓練場内覆道式射場地元説明会」事前訓練。赤煙があがり、銃撃音が響き渡る。

7月 4日報道「第15旅団の第15施設隊が2014年以降、陣地構築などを想定した琉球石灰岩の掘削訓練を実施していることが分かった。」(琉球新報)

7月 4日までに 北大東島への空自レーダー配備計画について、防衛省は「配備に適している」と判断。島北部の村有地7haを配備先として検討。部隊規模は30人程度。

7月 6日他 保良集落内を軍用車両が頻繁に走行。

7月 7日他 先月以来、住民の抗議行動に対し、自衛隊が警察に通報するという嫌がらせが続く。

7月 7日(金)大分分屯地に大型弾薬庫2棟を新設する計画で、11月着工の方針が判明。

7月 9、10日(日月)「保良訓練場内覆道式射場地元説明会」

7月11日頃~ 用地未取得にも関わらず、3棟目の弾薬庫建設に向けた動き。12日~地面を掘り始める。未取得地との境界すれすれまで造成工事が続く。

7月12日(水)「馬毛島基地」本体工事着工から半年。馬毛島、種子島で様々な変化。進む島の破壊。過酷な現場。利権まみれ・官製談合・不正の温床の工事の実態。工事費は倍増。

7月14日判明 海自大湊(青森)に新設計画の2棟の大型弾薬庫、今春すでに着工していた。

7月15日他 久米島に米軍オスプレイが初めて飛来。米海兵隊が空自久米島分屯基地で訓練。

7月20日(木)北大東島で防衛省の住民説明会。宮城光正村長は21日会見で「国防に必要なら賛成だ」「農家に賛成してもらわないと進まない」。

7月22~23日 松野官房長官が石垣島、与那国島を訪問。住民避難シェルターや空港・港湾の整備について、地元の要望を聞き、検討を加速。

7月23日報道「政府は台湾有事を念頭に、沖縄県の宮古島に住民が避難するシェルターを整備する方針を固めた。来年度予算に関連費用を盛り込む…」「夏にも有識者から意見聴取」(読売新聞)

7月27日(木)馬毛島で、旧石器時代の遺跡(八重石遺跡)の現地調査終了。協議が必要な重要な遺構は出土せず。

7月27日(木)石垣島で、沖縄県などによる災害時における遺体収容訓練。

7月30日判明 戦時医療体制へ。「防衛省が、有事に負傷した自衛隊員に輸血する血液製剤を独自に確保・備蓄し、将来的に米軍との総合運用を目指していることが30日、分かった」「南西諸島での運用を想定しているとみられる」(琉球新報7.31)
 埼玉県在住のFujikoさん(うたうたい・島じまスタンディング)は保良ゲート前行動のSNSグループに参加して、ほぼ毎日、「保良だより(遠隔リポート)」を、保良の方々の許可を得てfacebookで発表しています。 7月22日で、1000回になりました!

▶Fujikoさんfacebook

  ↓以下、「保良だより」を毎月一回の〝島じまゆんたく〟でスライド上映するためにまとめた画像です。

 2023年7月の「保良だより」981〜1007より。原作はFujikoさん。写真は保良ゲート前のみなさまから。編集は石井杉戸です
 

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