2024年1月の保良ゲート前

 一刻も早く、宮古島からミサイル・弾薬の撤去を!そして、ミサイル基地の撤去を!   3棟目の弾薬庫なんか造らせてたまるか!

 
 ▶2020年8月〜2022年3月の「保良ゲート前」(旧ブログ) 

 ▶2022年4月〜の「保良ゲート前」

 
 保良の住民の再三の抗議にも関わらず、軍用車両が…ミサイル車両も、弾薬を載せているらしい車両も、集落の中の生活道路を走り回っています。2018年8月25日の住民説明会で防衛省が「振動だとか騒音だとかそういったものが生じるとは、基本的に考えておりません」「およそ日本全国的にもですね、こうした弾薬庫訓練場でですね、大きな騒音が生じているということはございません。その点はお約束させていただけると思います」と言ったにも関わらず、騒音を伴う訓練がしばしば行われています。「保良訓練場使用に関するお知らせ」に毎回、「破裂音や煙などを発することがあります」「光や音を発することがあります」とあたり前のように注意書きされているのは、いったいどういうわけでしょう?

 いったん島じまに入り込んだ自衛隊は、どんどんずうずうしくなりました。

 地域の行事にも、自衛隊は積極的に参加しています。奄美大島で顕著ですが、スポーツ選手の凱旋パレードに軍用車両を提供したり、お祭りに協力したり、カレーをふるまったり、防災訓練に参加しては戦車などを展示し子どもたちに軍服を着せて記念写真を撮ったりしています。中学・高校生の「職場体験」と称する体験入隊も盛んです。ミサイル車両などを引き連れた大規模な軍事パレードも行われました。

 軍事訓練は、基地の外に拡大していきました。小銃を携行した行軍訓練に、子どもたちが手を振っている…そういう写真を自衛隊はSNSなどで盛んに公開しています。民間空港、港湾、海浜、公園、公道などを使った大規模軍事訓練(日米共同訓練を含む)も頻繁に行われるようになりました。種子島や徳之島など基地のない島も、訓練場扱いです。

 土地規制法の区域指定やドローン規制が進み、特定重要拠点空港・港湾指定への動きが加速し、さらに今国会では、非常時に国が地方自治体に「指示」を出せるようにする地方自治法の改定案が審議される見込みです。平時~◯◯事態…状況に応じて島じま全域を軍の統制下に置くための仕組みが作られていくのだと思います。
 
 同時に、民間空港・港湾等を拠点とし琉球弧全域に分散展開する軍事作戦の策定が進められています。その作戦を遂行するため、米海兵隊の第12海浜沿岸連隊(MLR)も沖縄キャンプ・ハンセンに昨年11月発足しました。

 基地の外へと軍が勢力圏を拡げる一方、基地は、さらに強化されようとしています。この10年で新たに基地が造られた4つの島(与那国、石垣、宮古、奄美)の全てで、基地の拡張が計画されています。


 2024年1月の保良ゲート前。今年は1月8日から、そこで暮らしてきた人たち・そこで暮らしている人たちによる抗議行動が始まりました。 
 「保良訓練場」とその周辺では、3棟目弾薬庫建設に向けた擁壁工事と、隊舎建設工事と、基地を拡張しコンテナヤードとするための測量と、戦争訓練などが行われています。
 
▼保良での1月の軍事訓練予定▼
屋外:11(木)、12(金)、15(月)、16(火)、17(水)、18(木)、19(金)、20(土)、22(月)、23(火)、24(水)の11日間。16、17、18の3日間は「約100人以上」。22、23の2日間は「約100人以上」で「空砲等使用」+「疑砲煙等使用」+「UAV使用」+「夜間使用」+「宿泊有」
屋内射場:11(木)、12(金)、13(土)、14(日)、15(月)、16(火)、17(水)、18(木)、19(金)、20(土)、22(月)、24(水)、25(木)、26(金)、28(日)、29(月)、30(火)、31(水)の18日間全て「実包等使用」

▼この間の宮古島・保良と南西シフトの動き▼
□1月 1日(月) 能登半島地震

□1月 4日(木) 防衛省、「馬毛島の施設整備の状況」を発表(▶九州防衛局)

□1月10日(水) 辺野古新基地建設、県が認めていない国の設計変更を国が県の代わりに認めたことを根拠に県が認めていない大浦湾側の工事始まる。

1月11日(木) コンテナヤードの用地取得(基地拡張)のため、保良北ゲートで測量始まる。

□1月12日(金) 「馬毛島基地」本体工事着工から1年。

□1月14日(日) 奄美大島の陸海空自衛隊が、瀬戸内町古仁屋で市中パレード。海自佐世保音楽隊を先頭に隊員約180人とミサイル車両を含む車両13両。瀬戸内町主催。

□1月15日(月) 奄美警備隊、瀬戸内徳州会病院と病院実習に関する協定を締結

□1月17日(水) 「非常時」に国が自治体に「指示」ができるようにする地方自治法の改定案の概要が判明。政府は通常国会に提出する方針。

□1月17日 米軍施設「横浜ノースドック」で昨年4月に配備が始まった米陸軍小型揚陸艇部隊の運用が2月8日に開始される、と横浜市が発表。名称は「第5輸送中隊」となる。

1月17日他 住民の再三の抗議を無視して、今月も相次ぐ、軍用車両の保良集落内我が物顔走行。

1月17日(水) 訓練で、保良裏ゲート・北ゲートにカミソリワイヤー設置。

□1月18日(木) 「武力攻撃予測事態」に、屋久島町全町民(屋久島・口永良部島の3200人)を鹿児島県本土や熊本県に避難させる図上訓練、政府・鹿児島県などが県庁で実施。

□1月18日 防衛省、有事の際の自衛官の給与や手当の導入を検討することを明らかに。

□1月21日(日) 屋久島で武力攻撃予測事態を想定した避難訓練(実動訓練)。50機関、約300人参加。住民の参加は見送られた。

□1月22日(月) 鹿児島防衛局、自衛隊施設強靭化に向けた県内の事業内容の計画を明らかに。海自鹿屋航空基地の大規模改修計画など判明。

□1月22日 波照間ー石垣間、航空路線運航再開。第一航空、石垣を拠点に波照間と多良間の2路線。

□1月28日報道 「馬毛島基地」建設費、2012年度以降で、8827億円(契約ベース)に上ることが判明。「さらに青天井に膨らむ恐れ」(赤旗)

□1月30日(火) 馬毛島葉山漁港のしゅんせつ工事が27日に完了した、と防衛省。

□1月31日(水) 勝連分屯地の保安林問題で沖縄県、ミサイル配備から命を守るうるま市民の会との交渉で「処理方針」を示す。「米軍により改変された時点において、国内法(森林法)に基づく保安林でなくなった、と解する以外に方法がない…」?!(▶チョイさんの沖縄日記) 
 
 埼玉県在住のFujikoさん(うたうたい・島じまスタンディング)は保良ゲート前行動のSNSグループに参加して、ほぼ毎日、「保良だより(遠隔リポート)」を、保良の方々の許可を得てfacebookで発表しています。

▶Fujikoさんfacebook

  ↓以下、「保良だより」を毎月一回の〝島じまゆんたく〟でスライド上映するためにまとめた画像です。

 2024年1月の「保良だより」1132〜1152より。原作はFujikoさん。写真は保良ゲート前のみなさまから。編集は石井杉戸です
 




 
 



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