3棟目の弾薬庫なんか造らせてたまるか!
一刻も早く、宮古島からミサイル・弾薬の撤去を!そして、ミサイル基地の撤去を!
一刻も早く、宮古島からミサイル・弾薬の撤去を!そして、ミサイル基地の撤去を!
監視カメラは私たちに向けられています。ならばカメラに向かって、私たちの演説を毎日聞いて貰おうじゃないですか!覚悟してください!(3月15日の「保良だより」、薫さんのスピーチより)
2023年度末の2024年3月。宮古島から宮古海峡を隔てた沖縄島・勝連分屯地に地対艦ミサイル部隊が配備され、石垣島~宮古島~沖縄島~奄美大島の4つのミサイル中隊を束ねる地対艦ミサイル連隊が発足された。東西冷戦後「再定義」された日米安保体制のもと、2000年に「島嶼防衛作戦」の策定(野外令)として始まり、2010年以降発表されてきた「第1・第2列島線」を利用するアメリカの対中国戦略をベースに本格化し、2013年の防衛大綱で琉球弧への新部隊配備という形が決定した自衛隊の「南西シフト」。その「第一段階」が、主力部隊である地対艦ミサイル部隊の勝連への配備によって、ほぼ完成した。同時に、「戦後の我が国の安全保障政策を実践面から大きく転換する」「防衛力を抜本的に強化するとともに、国全体の防衛体制を強化」と掲げ「5年で43兆円」を経費とする「安保3文書」のもとでの大軍拡の最初の1年---南西シフト「第二段階」本格化の最初の1年---が経過した。
琉球弧の島じまが、とくに宮古~八重山の島じまが、当たりまえのように、あたかも最初からそうであったかのように、それが島の属性であるかのように、「最前線」と呼ばれることが増えた。「最前線」に位置しているのだから、軍備増強も住民避難計画策定も当然だと。報道機関も協力して、ほんとうに、琉球弧が「最前線」に仕立て上げられようとしている。
2024年3月の保良ゲート前。監視カメラがゲート前の住民たちに向けられ、その翌日から、監視カメラに向かってスピーチが始まりました。
▼保良での3月の軍事訓練予定▼
屋外:4(月)、5(火)、6(水)、7(木)、8(金)、9(土)、11(月)、12(火)、13(水)、14(木)、15(金)の11日間。月の後半は予定なし。
屋内:5(火)、6(水)、7(木)、8(金)の4日間。全て「実包等使用」。
▼3月の工事状況▼
3棟目弾薬庫予定地:測量~造成工事
隊舎建設現場:1階部分(~地下部分?)の工事
射撃訓練場:(おそらく)土床補修の工事
住民向け監視カメラの移動工事
▼この間の宮古島・保良と南西シフト関連の動き▼
□3月 1日(金) 馬毛島基地建設工事で、仮設桟橋が1本完成(防衛省公表)
■3月 7日(木) 保良集落の自衛隊宿舎計画地で草刈り
□3月 7日 喜界島で予定されていた陸自空挺団の米空軍機からのパラシュート降下訓練は天候不良で中止。隊員300人を乗せたと思われる米軍輸送機6機が喜界島上空に飛来した。
□3月 7日 鹿児島県さつま町で、弾薬庫建設について防衛省が住民説明会。7月にも適地調査に入る方針。
□3月10日(日) 陸自 勝連分屯地(うるま市)への地対艦ミサイル部隊配備に向け、関連車両約20台が中城湾港に陸揚げ、分屯地へ搬入。翌11日にはミサイル発射機等を載せた輸送機が那覇空港に着陸。
□3月11~13日 米海軍ミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(トマホークなどで攻撃する軍艦)が石垣港に寄港(沖合に停泊)。全日本港湾労働組合沖縄地方本部は石垣港で抗議のストライキ。市民も抗議行動。
■3月14日(木) くり返される保良集落内での軍用車両操縦訓練に、住民が牛歩で抗議。
■3月14日 ゲート前の監視カメラを移動。抗議行動場所にカメラが向けられたもよう。
□3月14日 与那国町議会で2024年度予算成立。「シェルター」機能を備えた地下駐車場を含む新庁舎建設の基本設計委託料に4896万円。
□3月20日(水) うるま市の石川会館で「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」が主催する市民集会。1200人以上が参加。
□3月20日 与那国町 比川自治公民館が、新港湾建設計画に関する説明を町長に求めることを決定。
□3月21日(木) 勝連分屯地に「第7地対艦ミサイル連隊」発足。「地対艦ミサイル部隊」他約200人配備。
与那国駐屯地に「電子戦部隊」約50人配備。
竹松駐屯地(長崎)に「水陸機動団 第3連隊」新編。約600人。
□3月23日(土) 「島々を戦場にさせない! 全国がつながろう in 石垣島」参加約130人。
□3月26日(火) 「石垣駐屯地」開設から1年。2024年度内にはさらに、木工所、車両整備場、弾薬庫1棟が完成する計画。
□3月27日(水) 日本政府による「沖縄県」設置から145年
□3月27日 西之表市長選に三宅公人氏(馬毛島情報局)、馬毛島基地建設反対を掲げ立候補表明。立候補表明は、現職の八板俊輔氏、西之表市議で基地整備に賛成する政治団体の事務局長を務める杉為昭氏(5日に表明)に続き3人目。
□3月28日(木) 2024年度予算成立。112兆5717億円、過去2番目の規模。軍事費は7兆9172億円、過去最大。
□3月28日報道 「特定利用空港・港湾」(「特定重要拠点」改め)16施設を指定する方向で、日本政府は最終調整に入った。
□3月29日(金) 日本政府「武力攻撃を想定した避難施設(シェルター)の確保に係る基本的な考え方」公表。「特定臨時避難施設」整備の要件を満たす市町村として、与那国町、竹富町、石垣市、宮古島市を示す。中山石垣市長は同日、設置場所などの方針を示した。
□3月30日(土) 勝連分屯地で地対艦ミサイル連隊発足の記念式典。ゲート前では市民による抗議集会。
2023年度末の2024年3月。宮古島から宮古海峡を隔てた沖縄島・勝連分屯地に地対艦ミサイル部隊が配備され、石垣島~宮古島~沖縄島~奄美大島の4つのミサイル中隊を束ねる地対艦ミサイル連隊が発足された。東西冷戦後「再定義」された日米安保体制のもと、2000年に「島嶼防衛作戦」の策定(野外令)として始まり、2010年以降発表されてきた「第1・第2列島線」を利用するアメリカの対中国戦略をベースに本格化し、2013年の防衛大綱で琉球弧への新部隊配備という形が決定した自衛隊の「南西シフト」。その「第一段階」が、主力部隊である地対艦ミサイル部隊の勝連への配備によって、ほぼ完成した。同時に、「戦後の我が国の安全保障政策を実践面から大きく転換する」「防衛力を抜本的に強化するとともに、国全体の防衛体制を強化」と掲げ「5年で43兆円」を経費とする「安保3文書」のもとでの大軍拡の最初の1年---南西シフト「第二段階」本格化の最初の1年---が経過した。
琉球弧の島じまが、とくに宮古~八重山の島じまが、当たりまえのように、あたかも最初からそうであったかのように、それが島の属性であるかのように、「最前線」と呼ばれることが増えた。「最前線」に位置しているのだから、軍備増強も住民避難計画策定も当然だと。報道機関も協力して、ほんとうに、琉球弧が「最前線」に仕立て上げられようとしている。
2024年3月の保良ゲート前。監視カメラがゲート前の住民たちに向けられ、その翌日から、監視カメラに向かってスピーチが始まりました。
▼保良での3月の軍事訓練予定▼
屋外:4(月)、5(火)、6(水)、7(木)、8(金)、9(土)、11(月)、12(火)、13(水)、14(木)、15(金)の11日間。月の後半は予定なし。
屋内:5(火)、6(水)、7(木)、8(金)の4日間。全て「実包等使用」。
▼3月の工事状況▼
3棟目弾薬庫予定地:測量~造成工事
隊舎建設現場:1階部分(~地下部分?)の工事
射撃訓練場:(おそらく)土床補修の工事
住民向け監視カメラの移動工事
▼この間の宮古島・保良と南西シフト関連の動き▼
□3月 1日(金) 馬毛島基地建設工事で、仮設桟橋が1本完成(防衛省公表)
■3月 7日(木) 保良集落の自衛隊宿舎計画地で草刈り
□3月 7日 喜界島で予定されていた陸自空挺団の米空軍機からのパラシュート降下訓練は天候不良で中止。隊員300人を乗せたと思われる米軍輸送機6機が喜界島上空に飛来した。
□3月 7日 鹿児島県さつま町で、弾薬庫建設について防衛省が住民説明会。7月にも適地調査に入る方針。
□3月10日(日) 陸自 勝連分屯地(うるま市)への地対艦ミサイル部隊配備に向け、関連車両約20台が中城湾港に陸揚げ、分屯地へ搬入。翌11日にはミサイル発射機等を載せた輸送機が那覇空港に着陸。
□3月11~13日 米海軍ミサイル駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」(トマホークなどで攻撃する軍艦)が石垣港に寄港(沖合に停泊)。全日本港湾労働組合沖縄地方本部は石垣港で抗議のストライキ。市民も抗議行動。
■3月14日(木) くり返される保良集落内での軍用車両操縦訓練に、住民が牛歩で抗議。
■3月14日 ゲート前の監視カメラを移動。抗議行動場所にカメラが向けられたもよう。
□3月14日 与那国町議会で2024年度予算成立。「シェルター」機能を備えた地下駐車場を含む新庁舎建設の基本設計委託料に4896万円。
□3月20日(水) うるま市の石川会館で「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」が主催する市民集会。1200人以上が参加。
□3月20日 与那国町 比川自治公民館が、新港湾建設計画に関する説明を町長に求めることを決定。
□3月21日(木) 勝連分屯地に「第7地対艦ミサイル連隊」発足。「地対艦ミサイル部隊」他約200人配備。
与那国駐屯地に「電子戦部隊」約50人配備。
竹松駐屯地(長崎)に「水陸機動団 第3連隊」新編。約600人。
□3月23日(土) 「島々を戦場にさせない! 全国がつながろう in 石垣島」参加約130人。
□3月26日(火) 「石垣駐屯地」開設から1年。2024年度内にはさらに、木工所、車両整備場、弾薬庫1棟が完成する計画。
□3月27日(水) 日本政府による「沖縄県」設置から145年
□3月27日 西之表市長選に三宅公人氏(馬毛島情報局)、馬毛島基地建設反対を掲げ立候補表明。立候補表明は、現職の八板俊輔氏、西之表市議で基地整備に賛成する政治団体の事務局長を務める杉為昭氏(5日に表明)に続き3人目。
□3月28日(木) 2024年度予算成立。112兆5717億円、過去2番目の規模。軍事費は7兆9172億円、過去最大。
□3月28日報道 「特定利用空港・港湾」(「特定重要拠点」改め)16施設を指定する方向で、日本政府は最終調整に入った。
□3月29日(金) 日本政府「武力攻撃を想定した避難施設(シェルター)の確保に係る基本的な考え方」公表。「特定臨時避難施設」整備の要件を満たす市町村として、与那国町、竹富町、石垣市、宮古島市を示す。中山石垣市長は同日、設置場所などの方針を示した。
□3月30日(土) 勝連分屯地で地対艦ミサイル連隊発足の記念式典。ゲート前では市民による抗議集会。
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埼玉県在住のFujikoさん(うたうたい・島じまスタンディング)は保良ゲート前行動のSNSグループに参加して、ほぼ毎日、「保良だより(遠隔リポート)」を、保良の方々の許可を得てfacebookで発表しています。
↓以下、「保良だより」を毎月一回の〝島じまゆんたく〟でスライド上映するためにまとめた画像です。2024年3月の「保良だより」1178〜1201より。原作はFujikoさん。写真は保良ゲート前のみなさまから。編集は石井杉戸。
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