《呼びかけ》9.29 馬毛島いきもの大集合〜基地のない琉球弧の島じまで、平和に生きる権利を!〜

 

馬毛島いきもの大集合
基地のない琉球弧の島じまで、平和に生きる権利を!

9月29日(日)
JR新宿駅東南口 16:00集合開始、16:45頃~歩き始める

〈呼びかけ〉
島じまスタンディング ishiisugito@gmail.com(石井)
STOP大軍拡アクション 090-6185-4407(杉原)


マゲシカ、シマゲンゴロウ、メダカ、サシバ、ヒクイナ、アカウミガメ、トッピー、アサヒガニ、モハミ…馬毛島のいきものたち約30種(お面)が新宿にあつまり、生きる場所を奪うな!生きている島を殺すな!と訴えます。お面の自作・持参、大歓迎です。ぜひご参加ください!
(馬毛島上陸の報告も?!)
※9月23日に予定されていた馬毛島現地行動は悪天候のため中止になりました。

私たちは未来に何も残すことができないのではないか。海は潰され、濁り、緑が剥ぎ取られた馬毛島の映像。豊かな未来を生きるために必要な資源を、次の世代に、私たちは何も手渡すことができないのではないか。防衛省の馬毛島基地計画…「我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています」「馬毛島に自衛隊基地ができれば、我が国の平和と安全に非常に大きな意義があります」。陸上自衛隊の〝領域横断作戦〟と米海兵隊の〝機動展開前進基地作戦(EABO)〟を踏まえた連携…「敵のミサイル飽和攻撃や宇宙・サイバー・電磁波領域からの攻撃に対して、被害を局限するとともに、持久的に作戦を遂行する必要があります」。汚染された海と大地と空気、荒野に散らばる「防衛施設・装備品」の残骸、そんなものしか残せないではないか。このままでは!

■一部の地域の犠牲を前提とする、そうしなければ決して成り立たない、そういう軍事政策が台湾有事キャンペーンのもとで多くの支持を集めつつある。日本世論調査会が最近実施した調査によると、「憲法の平和主義の原則を踏まえ『専守防衛』を厳守すべきだ」に賛成が68%だった一方で、『自衛隊の南西シフト』に賛成する人は76%に達したという。「日本防衛のために沖縄が再び戦場となるのは『やむを得ないこと』と是認する意識が国民に広がっているならば(沖縄)県民にとって耐えがたい」と琉球新報は悲鳴を上げた(8月7日社説)。防衛省は来年度予算概算要求で、与那国島・石垣島・宮古島・奄美群島に自衛隊の「運用基盤」(訓練や補給の拠点)を新設するための調査費を盛り込んだ。図に乗った勢力は、容赦しない。

■琉球弧の軍備強化は、島じまを守るためでも、日本を守るためでもない。台湾を守るためでも、アメリカという国を守るためですらない。アメリカの西太平洋地域における覇権と、それに付随する日本の権力・利権構造を守るために、日本政府は島じまを提供した。そしてこの地域に、「抑止・対処」態勢と呼ばれる、軍事緊張を基調とする秩序、島嶼限定戦争を許容範囲に含む秩序が構築されようとしている。

■これは国防でも安全保障でもない。一部の地域を踏みにじり、さらに東アジアの未来を踏みにじることを、「やむを得ない」と、誰が容認できるのか。私たちは、マゲシカやゲンゴロウやメダカが生きてきた、人びとが暮らしてきた、そこで受け継がれてきた環境を島じまに返していく。

■9月10日、防衛省は馬毛島基地建設工事の遅れと、工期の3年延長を発表した。着工から1年と8ヶ月が過ぎて、4年の工期が7年に。計画の杜撰さがあらためて露呈した。基地が出来ないのは良いことだが、工事のせいで種子島の住民の生活が圧迫・破壊されている。この状況があと5年半も続いたら種子島はもたない。一刻も早く、工事の中止を!史上最悪の基地計画の中止を!

5月20日、官邸前「ウマシカデモ」
 
22日と23日には、「馬毛島基地反対裁判を支援する会」による種子島集会と、着工後初の一般人による馬毛島上陸行動が予定されています。29日の集会では、「支援する会」の塚本和也弁護士に現地行動の報告をしていただく予定です。

グラウンドルール
私たちは、参加者の皆さんといっしょに、差別や攻撃的言動のないオープンな場を作るように務めます。
【基本】
あらゆるハラスメントをしない・人権侵害を行わない、正当化しない
【勧誘】
無理に店に誘ったり、団体に勧誘しない。
【差別に加担しない】
・性別や性別のあり方 ・性的、恋愛的指向 ・性表現や性的特徴 ・人種や民族 ・国籍 ・出自やカースト ・障がいや病気 ・学歴 ・身体的特徴 ・宗教 ・言語 ・年齢 ・職業 ・能力 ・階級や収入 などについて、一部の人のあり方が〈普通〉〈自然〉、あるいは〈より尊敬に値する〉〈奨励・優遇されるべき〉とみなす表現は避ける。
【撮影について】
行動を発信するため、主催者(や委託撮影者)が写真や動画を撮影します。撮影されたくない方はマスクやサングラスなどの対策をお願いします。
撮影をする方は、確認をとるなどの配慮をお願いします。
【感染対策】
マスクの着用は強要しませんが、感染症を他人に感染させるリスクが高い期間は適切な判断をお願いします。

9月22日の馬毛島、撮影:塚本和也さん

9月22日、地方自治から馬毛島基地問題を考える 種子島集会


■■ 資料 ■■
 
■工期の延長について
 9月10日、防衛省担当者が種子島の1市2町と鹿児島県町を訪れ、工事の遅れと工期の3年延長を伝えた。
 滑走路は今年の秋にも完成させ空自先遣隊を配備し来年春にはFCLP(空母艦載機離着陸訓練)が始まるという計画だったが、滑走路の完成は3年後の2027年FCLPの開始は2028年1月以降に基地本体の完成は2030年3月末になる見込みだという。
 遅れの理由として防衛省は、波や風で重機などの海上輸送が滞ったこと、能登半島地震の影響による人員や資材の不足、などを上げた。
 
「遅れは以前から関係者の間でささやかれており、防衛省がようやく公表したと言える。」
「『インフラが整っていない離島という特殊な条件』の厳しさが浮き彫りになった。裏を返せば見通しの甘さであり、計画を作成した過程の検証と丁寧な地元説明が不可欠だ。」
「(工事)関係者の拠点となる種子島では、住宅不足や家賃高騰、医療機関の逼迫など住民生活への影響が続く。農業を中心に基地整備に人材流出が後を絶たず、工事が長引くほど地場産業への打撃は大きくなる。」(9.11南日本新聞より)
 

塩田鹿児島県知事コメント

八板西之表市長コメント

種子島住民の生活が圧迫・破壊されている▶「14項目」(ブログ)
 
 
■馬毛島の映像
「工事着工から1年半経過…上空から見た馬毛島基地は今 アメリカ軍空母艦載機の訓練へ向け滑走路など工事進む 鹿児島(MBCニューズナウ 2024.7.18放送)」
 
■「馬毛島の施設整備の状況」(九州防衛局発表)2024年9月〜2023年12月
2024.9
 
「環境保全措置等予定」2024.9
2024.8

2024.7

2024.6

2024.5

2024.4

2024.3

2024.2

2024.1

2023.12




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