島じまニュース 号外 2025.2.23
【2025年2月 緊迫する宮古島】
(以下の文章はチラシの素です。紙面の都合で割愛した部分を含みます。)
■26日 電子戦部隊車両搬入へ/住民は陸揚げ阻止行動を呼びかけ
電子戦装置やトラックなど計15両が、26日に平良港に陸揚げされ、宮古島駐屯地に搬入されようとしている。住民や市議会は説明会の開催を求めてきたが、無視されたままだ。電子戦部隊(約50人)は3月に配備予定。配備に伴う宮古島駐屯地の拡張も計画されている。
電子戦部隊は2023年に朝霞駐屯地を本部に発足。すでに全国に13か所、琉球弧では奄美駐屯地、那覇駐屯地、知念分屯地、与那国駐屯地に配備された。2026年3月には石垣駐屯地への配備が計画されている。
指揮統制のための通信、衛星測位システムを使ったミサイルの誘導、ドローンによる偵察や攻撃など、電磁波は軍事でも広く利用されている。電子戦部隊はふだんから「敵」の電波を収集・分析し、有事には妨害・かく乱して「敵」の電波利用を無効化する。
いま起こっている戦争や虐殺を教訓にして、次の戦争に活かそう、という動きが盛んだ。ウクライナの戦場では電子戦装備が効果を発揮しているという。防衛省は電磁波領域を「現在の戦闘様相における攻防の最前線」と位置づけ「電磁波領域における優勢の確保は喫緊の課題」「①通信・レーダー妨害能力の強化、②電子防護能力の強化、③電子戦支援能力の強化、④小型無人機等への対処などに取り組む」(防衛省「防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和7年度概算要求の概要」)としている。
島じまに基地を造りミサイルを並べた。敵基地攻撃ミサイルの配備も、攻撃型ドローンの導入も決めた。これらを活かし、島じまを舞台に最新の戦争、領域横断作戦を遂行するには、電子戦部隊が必要だ。
電子戦装置やトラックなど計15両が、26日に平良港に陸揚げされ、宮古島駐屯地に搬入されようとしている。住民や市議会は説明会の開催を求めてきたが、無視されたままだ。電子戦部隊(約50人)は3月に配備予定。配備に伴う宮古島駐屯地の拡張も計画されている。
電子戦部隊は2023年に朝霞駐屯地を本部に発足。すでに全国に13か所、琉球弧では奄美駐屯地、那覇駐屯地、知念分屯地、与那国駐屯地に配備された。2026年3月には石垣駐屯地への配備が計画されている。
指揮統制のための通信、衛星測位システムを使ったミサイルの誘導、ドローンによる偵察や攻撃など、電磁波は軍事でも広く利用されている。電子戦部隊はふだんから「敵」の電波を収集・分析し、有事には妨害・かく乱して「敵」の電波利用を無効化する。
いま起こっている戦争や虐殺を教訓にして、次の戦争に活かそう、という動きが盛んだ。ウクライナの戦場では電子戦装備が効果を発揮しているという。防衛省は電磁波領域を「現在の戦闘様相における攻防の最前線」と位置づけ「電磁波領域における優勢の確保は喫緊の課題」「①通信・レーダー妨害能力の強化、②電子防護能力の強化、③電子戦支援能力の強化、④小型無人機等への対処などに取り組む」(防衛省「防衛力抜本的強化の進捗と予算 令和7年度概算要求の概要」)としている。
島じまに基地を造りミサイルを並べた。敵基地攻撃ミサイルの配備も、攻撃型ドローンの導入も決めた。これらを活かし、島じまを舞台に最新の戦争、領域横断作戦を遂行するには、電子戦部隊が必要だ。
26日、宮古島の人びとは平良港での陸揚げ阻止行動を呼びかけている。
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「宮古島駐屯地への電子戦部隊の配備について」2024.3.28 防衛省資料より |
■23日 「宮古島駐屯地」開設6周年記念行事
住民を騙して、弾薬庫を造り御嶽(ウタキ)を削って宮古島・千代田にミサイル基地を開設させてから6周年の記念行事が、基地を一般開放して開催される。
軍用車両のパレード、ミサイル車両の展開訓練や銃撃戦の訓練、ミサイル車両や武器と市民・子どもたちとのふれあい、音楽演奏などが行われ、〝ちびっこ広場〟も設けられる。
自衛隊などが、戦争のときもふだんも民間空港や港湾や道路などを軍事利用できるように、政府は公共インフラを整備・拡充する取り組みを進めている。2024年3月からこれまでに、全国で28の施設が「特定利用空港・港湾」に指定された。沖縄県が管理する8か所の「特定利用」候補施設のうち、宮古空港・新石垣空港・中城湾港の指定について、県が合意する方向で調整を進めているという。(18日報道)
■6日 「保良訓練場」3棟目弾薬庫 姿を現す
保良で建設中の3棟目の弾薬庫を覆っていたカバーの一部が外された。本体は完成に近づいているように見える。
宮古島駐屯地開設の約半年後の2019年10月、保良と七又という2つの集落の生活圏内で、地元部落会の反対決議を無視して、弾薬庫や射撃訓練場等を備えた陸上自衛隊の基地建設が始まった。
2021年4月、2棟の弾薬庫が完成し、「保良訓練場」と名付けられた基地の運用が始まった。弾薬庫からいちばん近い民家までの距離はわずか250m(防衛省の見解。実際にはもっと近いかもしれない)であり、半径1km以内には2つの集落すべてが収まる。
静かだった集落に、物々しい軍用車両が走り回るようになった。基地開設直後の5月には、着工前の説明に反して、大きな音や振動を伴う訓練が夜間に突然行われた。2021年11月、人びとが暮らす土地に、地対艦誘導弾をはじめとする強力な破壊力を持つミサイルが搬入された。
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2月20日の3棟目弾薬庫 住民の方撮影(Fujikoさんの「保良だより」より) |
■保良集落に自衛隊宿舎
着工の日から現在まで5年以上にわたって、毎日のように、保良の基地ゲート前で抗議活動を続けている方々がいる。
住民の再三の抗議を無視して、ミサイル車両等の大型車両が、わざわざ集落内を走行する。2つの集落は土地規正法の「特別注視区域」にも指定された。住民などいないかのように地域の軍事化を進める防衛省・自衛隊に対して、「ここには私たち住民が暮らしているんだ」と訴えている。
大国(ワシントン・東京・北京)の覇権争い。そこから生じる暴力が、島じまへ向けられる。これが安全保障?国防?
▼資料▼
「宮古島駐屯地への電子戦部隊の配備について」防衛省 2024.3.28
昨年の「5周年記念行事」(写真:宮古島駐屯地ホームページより)
■2月23日 全基地撤去を求めるグローバル・アクション・デー 新宿アクションでチラシを配りました。
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