沖縄戦が「捨て石作戦」ではなかったことにさせない!
中谷防衛大臣に歴史否定発言の撤回と辞職を求める防衛省前行動
中谷防衛大臣に歴史否定発言の撤回と辞職を求める防衛省前行動
6月27日(金) 17:00~18:00頃
防衛省前(市ヶ谷駅、四ツ谷駅から徒歩約10分)
呼びかけ:FREE THE RYUKYU ISLANDS、戦後80年・路上大学、島じまスタンディング
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かつて日本政府は、沖縄を守ることとは全く関係のない作戦のために、沖縄の地を戦場として使った。「皇国」を守るための、「本土決戦」を遅らせるための時間稼ぎとして、軍民混在の持久戦を行い、島を破壊し、多くの人びとを死に追いやり、生き延びた人びとに回復困難な傷を与えた。沖縄戦終結後も、アメリカ政府、日本政府と私たち「本土」の側は沖縄を奪い続けている。
かつて日本政府は、沖縄を守ることとは全く関係のない作戦のために、沖縄の地を戦場として使った。「皇国」を守るための、「本土決戦」を遅らせるための時間稼ぎとして、軍民混在の持久戦を行い、島を破壊し、多くの人びとを死に追いやり、生き延びた人びとに回復困難な傷を与えた。沖縄戦終結後も、アメリカ政府、日本政府と私たち「本土」の側は沖縄を奪い続けている。
沖縄戦は「捨て石作戦」だった…この認識の共有は、日本政府と私たちが沖縄から奪ってきたものを返していくための最低限の前提であって、「慰霊の日」を前にして防衛大臣がこれを覆したことを、私たちは許すわけにはいかない。(※)
加害の立場を放棄して、戦争で死に追いやった人びとを「尊い犠牲」と言い、「英霊」呼ばわりすることは、死者をくり返し殺し続けることに等しい。(※※)
いま、琉球弧の島じまを守ることとは全く関係のない戦争態勢が、「南西シフト」として、島じまを奪ってつくられている。そこには日米による「捨て石作戦」が織り込まれている。さらなる琉球弧の収奪と、次の「捨て石作戦」の正当化につながる歴史の否定を、やめさせる。
中谷防衛大臣は発言の撤回と謝罪と辞職を! 防衛省前行動にぜひご参加ください。
■注
※沖縄戦は「捨て石作戦」でなかったとする中谷発言
6月12日の衆院安全保障委員会。陸自幹部候補生学校の2024年度学習資料の、沖縄戦における日本陸軍第32軍の戦いについての記載について、
赤嶺政賢議員「本土決戦を遅らせるための捨て石作戦について、反省どころか、偉大な貢献として描く教材が、自衛隊の学習資料として適切でないことは明らか。」
中谷防衛大臣「ご指摘の記載を修正することも含めて、学校において見直し作業を進めている。」
赤嶺「あの戦争は捨て石作戦だった、住民を犠牲にした戦争であった、そういう立場に改めていく必要があるのではないか。」
中谷「私も教育を受けた者のひとりでありますが、あの作戦が捨て石であったとかですね、住民を犠牲にして当然であったですとかね、そういう教育は受けておりませんし、そういう考えも一切持っておりません。」
ほか最近の中谷発言
4月10日の参院外交防衛委員会では、米軍普天間飛行場の全面返還が実現していないことについて、伊波洋一議員への答弁で、
中谷「もっと沖縄県が努力をしていただければ、もっと早く普天間の移設も進んだんじゃないかという気がする。」
4月18日の衆院安全保障委員会では、日本軍第32軍牛島満司令官の「辞世の句」について、
中谷「もう二度とあのようなこと(沖縄戦)が起こらないよう平和を願っているとの印象が強い。」
※※「尊い犠牲」「英霊」などについて
「(今の日本の)平和と繁栄は、かつて国のために戦い犠牲になった人たちの尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけない。(略)過去に戦争で国のために命を懸けて戦い、祖国の繁栄と故郷や家族の幸せを願いつつ亡くなられた人々に、心からの哀悼とと感謝の念を表したい。」(「靖国神社参拝について」…ホームページ「衆議院議員 中谷元」より)
「祖国のために戦われた方々の英霊に敬意を表するとともに、平和の尊さを心に刻み、世界に平和と繁栄をもたらす日米同盟を新たな高みに引き上げていくことを決意しました。」(2025.3.29 日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で…防衛省・自衛隊ホームページより)
■プラカード、ネットプリント
ローソン、ファミリーマート、ミニストップの印刷機からプリントしてください。
①中谷元防衛大臣は辞職しろ!:プリント番号 4X9DHNGFA9
②日本軍は沖縄を捨て石にした:プリント番号 5Y8WW37RG6
③歴史修正主義に反対する:プリント番号 Q5XBAE6NPW
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