《資料》「キーン・ソード25」と称する軍事演習について①

 

閣僚は、南西諸島を含む日本全国における日米共同演習及び施設の共同使用の更なる機会の追求を支持した。
(2024.7.28 日米安全保障協議委員会「2+2」共同発表より)


 いつからこんなことがあたり前のように行われることになったのか、それとも今回がはじめてのことなのか、ひどいことばかりが続くと…わからなくなってしまう。とにかく奄美群島がひどい…と資料を見てまず思いましたが、「これだけの規模の訓練はなかなかできない」と水陸機動団の団長が「地元の協力」に感謝したのは、おととしの「キーン・ソード」、徳之島でのことだったか。去年の2~3月の「アイアン・フィスト」でも、派手な上陸訓練や、空艇降下訓練が徳之島の海岸や公園で行われたはず。去年11月の「自衛隊統合演習」では、そればかりか、奄美空港と徳之島空港で戦闘機の「タッチ・アンド・ゴー」が行われたのではなかったか。今回は、もしかしたら、自衛隊にとってはもはや、いつものようなあたり前の訓練なのかもしれない。

 防衛省が各都道府県向けに作った資料が約150枚。それを整理してまとめました…といっても、書き写したり、順番を並べ替えたり、ごちゃごちゃにしているだけかもしれませんが、そのようなもの等を以下に掲載します。
そして、10月22日(火)18:00から、軍事演習に抗議する官邸前行動の実施を計画しています。

 
 
■「キーン・ソード」と称する軍事演習について

◯日本国内で行われる最大規模の日米共同訓練
陸・海・空自衛隊と米軍による「統合演習」「実働演習」として、「指揮所演習」である「キーン・エッジ」と交互に、1年おきに行われている。

自衛隊は、1986年以来、武力攻撃事態などにおける自衛隊の運用要領および日米共同対処要領を演練し、自衛隊の即応性と日米の相互運用性の向上を図るため、日米共同統合演習「キーン・ソード」(実動演習)、「キーン・エッジ」(指揮所演習)を実施している。
(防衛白書2024より)

 
 前回の「キーン・ソード23」(2022年11月)では、与那国島に初めて米軍が展開した。自衛隊の戦車が一般公道を走行した。防衛省関係者は「有事になった時に『ぶっつけ本番』では戦いにならない。飛行場から駐屯地まで実際に自走することに意味がある」(2022.11.10琉球新報社説)と語ったという。琉球弧を戦場とみなすことは、防衛省関係者にとっていつからあたり前になったのか。

 防衛省は「キーン・ソード23」の成果を、以下のように評価した。
 
 本演習では米軍高機動ロケット砲システム(HIMARS)の奄美大島への展開及び陸自地対艦誘導弾(SSM)との連携をはじめ、南西諸島で初となる日米両方のオスプレイによる連携陸自水陸両用車(AAV)とエアクッション艇などによる徳之島(鹿児島県)への上陸など、これまで以上に実戦的かつ高度な内容について訓練を行いました。また、日米の輸送機や民間資金等活用事業(PFI)船舶などにより部隊や補給物品などを南西諸島へ輸送するとともに、奄美大島や沖縄に日米共同の後方拠点を開設するなど、統合後方補給についても訓練しました。加えて、陸、海、空の各種作戦における日米連携についても演練し、自衛隊の統合運用及び日米の共同対処能力の強化並びに、即応性及び相互運用性の向上を図りました。
 このような様々な演習を通じ、力による一方的な現状変更の試みを断じて許さないという強い意思のもと、地域の平和と安全に貢献するため、日米共同による抑止力・対処力の一層の強化に取り組んでいます。

(防衛白書 〈解説〉令和4年度日米共同統合演習(実動演習)「キーン・ソード23」より、太字引用者)

 
 
■■日米共同統合演習「キーン・ソード25(Keen Sword 25)」
  
2024年10月23日(水)~11月1日(金)(10日間、前後に準備・撤収期間等)
陸・海・空自衛隊米軍のほか、オーストラリア軍カナダ軍が参加


  「自衛隊と米軍は力による一方的な現状変更の試みは断じて許さないという強い意思の下」と、これはただの演習ではなく「意思表示」であることが、まず示されている。

 「実施場所」に「民間空港・港湾」が堂々と掲げられるのも、放っておけばどんどんあたり前になっていくだろう。具体的な地名としては、この軍事演習は23の都道府県で行われようとしているが、「奄美大島、徳之島、沖永良部島」だけが明記されている。

※23の都道府県:北海道、青森県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、鳥取県、広島県、山口県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 
もくじ◆民間空港・港湾の本格的動員 
   ◆◆北海道で日米共同実弾射撃訓練
   ◆◆◆4つの海空域での統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練と、
      連携して行われる地上での対空/対艦戦闘訓練
      …ミサイル部隊が琉球弧に集結する
     ①北海道東北沖と三沢沖
     ②四国沖
     ③沖縄東方
 
 
◆民間空港・港湾の本格的動員

 36もの民間空港・港湾が訓練場になる。昨年「特定利用空港・港湾」に指定された28の施設からは、11の施設が「利用」される。

※「生地訓練」(軍事施設や訓練場ではない場所で行う訓練を、自衛隊は「生地〝なまち〟訓練」と呼ぶ)が行われるのは、空港や港湾だけではない。

作成:島じまスタンディング

 
◆◆北海道で日米共同実弾射撃訓練

 島じまを踏みにじる米海兵隊の作戦「EABO」(機動展開前進基地作戦)の主力とも言われる、ロケット砲システム「ハイマース」(MLR 海兵沿岸連隊への改編で専用の対艦ミサイルに置き換わるらしい)が沖縄の米軍基地から機動展開し、矢臼別演習場で日米共同の実弾訓練射撃が行われることも、あたり前のように、常態化されつつある。米陸軍の「ハイマース」も参加する。
 
「在日米軍の態勢の最適化について」2023.1防衛省・外務省 より

□沖縄県→空自 計根別着陸場→陸自 矢臼別演習場
●米軍HIMARS等輸送/共同実弾射撃訓練(陸上作戦)

陸自:北部方面隊多連装ロケットシステムMLRS×3基
米陸・海兵隊:HIMARS×4基、C-130J輸送機
計根別着陸場へ米軍輸送機が沖縄県から飛来、米軍HIMARS等輸送。矢臼別演習場で陸自+米軍の共同実弾射撃訓練を実施
※「ハイマース」は、奄美大島と石垣島にも展開する。
 


◆◆◆4つの海空域での統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練と、
   連携して行われる地上での対空/対艦戦闘訓練…ミサイル部隊が琉球弧に集結する


北海道・東北沖(日本海):統合防空ミサイル防衛訓練
三沢沖(太平洋):統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練
四国沖(太平洋):統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練
沖縄東方(太平洋):統合対艦攻撃訓練

 
①北海道・東北沖(日本海・奥尻島を含む)と三沢沖(太平洋):統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練、高射部隊展開訓練

10/23~11/1※10/29,30は夜間飛行を実施

海自:イージス艦×1艦

拠点1・空自 千歳基地
▶空自:航空部隊  F-15×14機 (小松基地、小牧基地からの展開含む)
 米空:      F-16×12機 (展開)

拠点2・空自 三沢基地
▶空自:航空部隊  F-35A×8機
          E-2C/D早期警戒機×1機
          F-2×8機 (百里基地から6機展開、小牧基地から展開)
 米空:      F-16×12機(米軍三沢基地所属)
          KC-135空中給油・輸送機×2機
          KC-46空中給油・輸送機×1機
 米海:      E/A-18G電子戦機×5機
 空自:高射部隊
 米陸:高射部隊(展開)

空自 奥尻島分屯基地
▶空自:高射部隊(高射部隊展開訓練)

米軍 三沢対地射爆撃場
▶空自:高射部隊

空自 車力分屯基地
▶空自:高射部隊  移動式TDS(目標指示装置)

その他、陸自の高射特科部隊が、陸自六ヶ所対空射撃場、空自三沢基地、空自四川目訓練場に展開

 


各地からの展開

空自警戒航空団:空自浜松基地からE-767早期警戒管制機が展開


空中空輸
空自航空支援集団:空自小牧基地からKC-767空中空輸・輸送機×1機が展開、空自戦闘機に給油を行う


米海兵:空自小松基地からF/A-18×6機(調整中)が展開


空自輸送機部隊:人員・装備品の輸送のため、入間基地、小牧基地から空自輸送機C-130H又はC-2の運航


統合対艦攻撃訓練に連携して行われる統合電磁波作戦訓練:陸自留萌駐屯地ほか



②四国沖(太平洋)で統合防空ミサイル防衛訓練、統合対艦攻撃訓練

10/15~11/8(土日を除く)※10/29,30は夜間飛行を計画

海自:護衛艦×1艇

拠点1・海自 岩国航空基地
▶空自:航空部隊 F-35A×6機 (空自三沢基地から展開)
         E-2D早期警戒機×1機(空自三沢基地から展開)
 米空:     F-35B×12機(米軍岩国基地)
         F/A-18×6機(米軍岩国基地・調整中)
 海自:     EP-3多用機
         OP-3多用機(調整中)
         UP-3D多用機、US-2救難機・水陸両用飛行艇、MCH-101掃海・輸送ヘリ(調整中)



拠点2・空自 築城基地
▶空自:航空部隊 F-2
         F-15×6機 (空自那覇基地から展開)
 米空:     F-16×10機 (展開)
 ※築城基地では夜間訓練を実施


拠点3・空自 新田原基地
▶空自:航空部隊 F-15


拠点4・海自 鹿屋航空基地
統合対艦攻撃訓練に連携して行われる統合電磁波作戦訓練
▶海自:      P-1哨戒機×1機、約10名
          UP-3D多用機×1機、約10名(海自岩国航空基地から展開)
▶空自:電子作戦群 EC-1電子戦訓練機×1機、約15名(空自入間基地から展開)
→P-1、EC-1が四国沖・沖縄東方海域で実施される統合対艦攻撃訓練・統合海上作戦訓練に参加


 
民間空港=空自基地が使用できない事態を想定
 
1北九州空港
▶空自:航空救難団 UH-60J救難ヘリ×1機、人員30名(空自芦屋基地又は空自小松基地から展開)
          →整備等を実施(北九州空港における訓練は1日)
▶海自:      EP-3、OP-3、UP-3D(海自岩国航空基地から展開)
          →一時的な拠点・中継地点として使用。燃料給油等を実施

 
2長崎空港
▶空自:航空部隊 F-2(空自 築城基地から一時展開)
         →燃料補給等を実施 →四国沖に進出し訓練に参加
         ※期間中に3日程度、1日1回(最大4機)の運航
 空自:     C-130H又はC-2(人員・装備品等の輸送)
         →人員約30名、大型テント×1、可搬型燃料タンク、可搬型給油装置、車両等

3福江空港
▶空自:航空救難団 U-125A救難捜索機×1機(空自 芦屋基地又は新潟分屯基地から展開)
          →整備等を実施 ※10/25に計画中

 
4熊本空港
▶空自:航空部隊 F-15(空自 新田原基地から一時展開)
         →燃料補給等を実施 →四国沖に進出し訓練に参加
         ※期間中に3日程度、1日1回(最大4機)の運航
 空自:     C-130H又はC-2(人員・装備品等の輸送)
         →人員約40名、大型テント×1、可搬型燃料タンク、可搬型給油装置

 
5宮崎空港
▶空自:航空救難団 UH-60J救難ヘリ×1機、人員約30名(空自新田原基地又は浜松基地から展開)
          →整備等を実施(宮崎空港における訓練は1日、10/30に計画)
▶海自:      P-1哨戒機×1機(海自鹿屋基地から展開)
          →一時的な拠点・中継地点として使用。燃料給油等を実施
          →四国沖の訓練に参加 (10/30・予備10/31)

(再掲)


6徳之島空港
民間空港に一時的に退避する訓練・機動分散運用を計画
▶空自:航空部隊 F-15(空自那覇基地から展開)
         →連続離着陸訓練を実施(1日1回、最大4機・編隊、1機あたり1~2回程度)

         →四国沖空域での訓練に参加(燃料補給が実施できない場合は、那覇基地に帰投)
         ※期間中に3日間程度の運航を計画(夜間の運航はしない)
 空自:     T-4練習機×2機(最大)(空自那覇基地から展開)
         →燃料補給等を実施
 人員約30名、車両器材等
 人員・装備品等の輸送のため。輸送機(C-130H又はC-2)の運航を計画する可能性

7奄美空港
民間空港に一時的に退避する訓練・機動分散運用を計画
▶空自:航空部隊 F-15(空自那覇基地から展開)
         →連続離着陸訓練を実施(1日1回、最大4機・編隊、1機あたり1~2回程度)

         →四国沖空域での訓練に参加(燃料補給が実施できない場合は、那覇基地に帰投)
         ※期間中に3日間程度の運航を計画(夜間の運航はしない)
 人員約10名、車両器材等
 人員・装備品等の輸送のため。輸送機(C-130H又はC-2)の運航を計画する可能性

 
各地からの展開
 
米海兵:空自小松基地からF/A-18×6機(調整中)が展開

空自警戒航空団:浜松基地からE-767早期警戒管制機が展開

空自航空支援集団:小牧基地からKC-767空中空輸・輸送機×1機が展開、空自戦闘機に給油を行う

海自:P-1哨戒機が厚木航空基地から展開(土日・夜間も飛行)


空自輸送機部隊:人員・装備品の輸送のため、入間基地、小牧基地、美保基地から空自輸送機C-130H又はC-2の運航(米軍輸送機の運航を計画する可能性あり)


空自春日基地・防空司令所:空自 西部航空警戒管制団100名+米空軍 第623航空管制隊30名



空自背振山分屯基地:空自 高射部隊が機動展開訓練


統合対艦攻撃訓練に連携して行われる統合電磁波作戦訓練
陸自 高知駐屯地

 
空自 高畑山分屯基地
 
 
海自 鹿屋基地
陸自 佐多射場
空自 奄美大島分屯基地 など




③沖縄東方(太平洋):海上作戦ー統合対艦攻撃訓練

各地からの展開
 
▶海自:P-1哨戒機が厚木航空基地から展開(土日・夜間も飛行)
   :EP-3多用機、OP-3多用機、UP-3D多用機、US-2救難機・水陸両用飛行艇、MCH-101掃海・輸送ヘリ(調整中)が岩国航空基地から展開
(ほか詳細不明)


 
統合対艦攻撃訓練に連携して行われる統合電磁波作戦訓練
 
拠点・海自 鹿屋航空基地
▶海自:      P-1哨戒機×1機、約10名
          UP-3D多用機×1機、約10名(海自岩国航空基地から展開)
▶空自:電子作戦群 EC-1電子戦訓練機×1機、約15名(空自入間基地から展開)
→P-1、EC-1が四国沖・沖縄東方海域で実施される統合対艦攻撃訓練・統合海上作戦訓練に参加
 
(再掲)

 
沖縄島・石垣島・与那国島
▶知念分屯地 電子作戦隊(所在部隊)約15名、車両(NEWSを含む)×2両
▶石垣駐屯地 通信教導隊(機動展開)約5名、車両(NEWSを含む)×3両
▶与那国駐屯地 電子作戦隊(所在部隊)約10名、車両(NEWSを含む)×1両
        西部方面通信群(所在部隊)約5名、車両(NEWSを含む)×1両
統合電磁波作戦訓練は、沖縄南方の訓練海空域で実施される統合対艦攻撃訓練に連携して行われる。
また、本訓練では、平素から所在する部隊が各駐屯地・分屯地内で、通信教導隊が石垣駐屯地へ展開し、訓練に参加。

 
統合対艦攻撃訓練、統合防空ミサイル防衛訓練
沖縄県内の陸上作戦(海上作戦と連携)
 
作成:島じまスタンディング
  
■沖縄島ー陸自 那覇駐屯地、空自 那覇基地
●対艦戦闘訓練、対空戦闘訓練
陸自:地対艦ミサイル部隊 約50名、車両 約20両
   高射特科部隊 約15名、車両 約5両
▶那覇駐屯地 対艦戦闘訓練:12式地対艦誘導弾ー統制装置、発射装置、レーダー装置
       東北方面隊 地対艦ミサイル部隊 約50名、車両 約20両
 那覇基地 対空戦闘訓練:03式中距離地対空誘導弾ー対空戦闘指揮装置
      西部方面隊 高射特科部隊 約15名、車両 約5両
陸自地対艦ミサイル部隊が那覇駐屯地において、机上訓練(指揮機関訓練)と連接した12式地対艦誘導弾発射装置による、対艦戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施
陸自高射特科部隊が那覇駐屯地において、03式中距離地対空誘導弾の対空戦闘指揮装置による対空戦闘訓練(非実射による射撃指揮訓練)を実施
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。


■沖縄島ー陸自 勝連分屯地
●対艦戦闘訓練(陸上作戦)

陸自:西部方面隊 第7地対艦ミサイル連隊(勝連分屯地 司)約50名、車両 約20両
▶12式地対艦誘導弾ー統制装置、発射装置、レーダー装置
第7地対艦ミサイル連隊が勝連分屯地において、12式地対艦誘導弾発射装置等による対艦戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。


■沖縄島ー陸自 南与座分屯地
●対空戦闘訓練(陸上作戦)

陸自:西部方面隊 第15旅団 第15高射特科連隊(南与座分屯地) 約50名、車両 約20両
▶03式中距離地対空誘導弾ー発射装置、射撃統制装置、レーダー装置
第15高射特科連隊が南与座分屯地において、03式中距離地対空誘導弾発射装置等による対空戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。

 
米海兵隊、HIMARSが石垣島で対艦戦闘訓練に参加
■石垣島ー石垣駐屯地、新石垣空港
●対艦戦闘訓練、対空戦闘訓練(陸上作戦)

陸自:北部方面隊 地対艦ミサイル部隊 約20名、車両 約10両
   第7地対艦ミサイル連隊 約50名、車両 約20両
   西部方面隊 高射特科部隊 約50名、車両 約15両
   第7高射特科群 約50名、車両 約15両
米海兵:第3海兵遠征軍 約150名、車両 約30両
▶対艦戦闘訓練
 米軍:HIMARS、TPS-80、SIMRAD
 陸自:12式地対艦誘導弾ー発射装置、射撃統制装置、レーダー装置
▶対空戦闘訓練
 陸自:03式中距離地対空誘導弾ー発射装置、射撃統制装置、レーダー装置
陸自地対艦ミサイル部隊及び第7地対艦ミサイル連隊が石垣駐屯地において、机上訓練(指揮機関訓練)と連接した12式地対艦誘導弾発射装置等による対艦戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
陸自高射特科部隊及び第7高射特科群が石垣駐屯地において、03式中距離地対空誘導弾発射装置等による対空戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
米海兵隊は、民航機、空自機(固定翼機)及び米軍機(固定翼機)により新石垣空港に移動した後、陸路で石垣駐屯地に展開。
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。


■石垣島ー嘉手納基地←→新石垣空港←→陸自 石垣駐屯地
●HIMARSの輸送/統合後方補給・衛生訓練

陸自:警務隊 約10名、車両 約2両
米軍:米海兵隊、輸送機C-130、HIMARS、約20名
▶米軍機(C-130)又は空自輸送機に米軍アセット(HIMARS)を搭載し、嘉手納基地から新石垣空港まで輸送
▶新石垣空港に到着した米軍アセット(HIMARS)は、役務トレーラーにて石垣駐屯地まで輸送
※実弾の輸送は、なし ※石垣駐屯地を離脱する際の行動は、概ね逆順

 
■宮古島ー陸自 宮古島駐屯地
●対艦戦闘訓練、対空戦闘訓練(陸上作戦)

陸自:第7地対艦ミサイル連隊 約50名、車両 約20両
   第7高射特科群 約15名、車両 約5両
▶対艦戦闘訓練
 陸自:12式地対艦誘導弾ー発射装置、射撃統制装置、レーダー装置
▶対空戦闘訓練
 陸自:03式中距離地対空誘導弾ー発射装置、射撃統制装置、レーダー装置
第7地対艦ミサイル連隊が宮古島駐屯地において、机上訓練(指揮機関訓練)と連接した12式地対艦誘導弾発射装置等による対艦戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
第7高射特科群が宮古島駐屯地において、03式中距離地対空誘導弾発射装置等による対空戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。

 
■久米島ー空自 久米島分屯基地
●対空戦闘訓練(陸上作戦)

陸自:第15高射特科連隊(八重瀬分屯地) 約20名、車両 約5両
▶03式中距離地対空誘導弾ー射撃統制装置、レーダー装置、幹線無線伝送装置
第15高射特科連隊が03式中距離地対空誘導弾発射装置等を空自久米島分屯基地に展開させ、対空戦闘訓練(非実射による同発射機等操作訓練)を実施。
※射撃は模擬であり、実弾は使用しない。

 
■沖縄島ー米軍 嘉手納基地
●機動展開訓練/日米共同防空訓練(航空作戦)

空自:南西高射群(那覇基地 本)約30名、車両 約12両
米軍:米陸軍第1-1防空砲兵大隊 約30名、車両約10両
▶機動展開
▶通信確認及びミサイル・リロード
空自高射部隊が、嘉手納基地へ展開し、機動展開訓練を実施。この際、同基地に所在する米陸軍部隊と共同して訓練を行う。
※10/23~11/1の内2日

 
■沖縄島ー空自 那覇基地、知念分屯基地、恩納分屯基地←→那覇港湾施設
●車両行進訓練(航空作戦)

空自:南西高射群(那覇基地 本)約30名、車両 約12両
那覇基地、知念分屯基地、恩納分屯基地→那覇港湾施設→那覇基地、知念分屯基地、恩納分屯基地
弾道ミサイル等対処に係る機動展開能力の維持向上を図ることを目的とした車両行進訓練を実施。
※10/23~11/1の内1日

 
■宮古島ー那覇港、那覇空港←→平良港、宮古空港
●地対艦ミサイル部隊等の機動展開訓練(陸上作戦)

陸自:北部方面隊 地対艦ミサイル部隊 約70名、地対艦ミサイル等車両 約30両
   陸上総隊 電子作戦隊等 約20名、ネットワーク電子戦システム等車両 約10両
展開する主要装備品:陸自地対艦ミサイル:統制装置、発射装置
          陸自 NEWS(ネットワーク電子戦システム)
陸自地対艦ミサイル部隊(北部方面隊)及び電子作戦隊(陸上総隊)が宮古島駐屯地への機動展開を訓練。
機動展開する部隊は、人員は民航機により宮古空港へ、装備品は民間フェリーにより平良港に入港、陸路で宮古島駐屯地に展開。
※訓練間、小銃は携行するが、空包等は使用しない。
※10/6~15


防空司令所
■沖縄島ー米軍 嘉手納基地、空自 那覇基地(→沖縄西方沖)
●航空作戦

空自:南西航空警戒管制団(那覇基地)約100名
米軍:第18航空団第18運用群 約60名
▶那覇基地:防空司令所、(F-15)、(嘉手納基地:F-35A、F-16)
日米の管制要員が、那覇基地の防空司令所において、日米共同統合演習における各種訓練(統合共同ミサイル防空、共同統合対艦攻撃、防空戦闘、実爆訓練)へ参加。



  ◆◆◆◆入間基地と統合衛生訓練
  ◆◆◆◆◆踏みにじられる奄美の島じま
  ◆◆◆◆◆◆射爆撃場になった「神のいる島」
 

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