《資料》「アイアン・フィスト25」と称する日米共同軍事訓練について

 

どんどんエスカレートする軍事訓練に、私たちはどのように対峙すればいいのでしょうか?

実戦さながらの訓練、最新の作戦計画を具現化・検証する訓練。民間空港や港湾など、実際に戦争で使うことが計画されている場所での訓練。あえて危険な地域で挑発的に行われる訓練。多国間訓練は、参加国が増え、大規模になっていく。史上初、史上最大規模…いままで行われなかったような訓練が行われ、すぐに、あたり前のように繰り返されていきます。

軍事訓練が意思表示であることを、防衛省は隠しもしません。それは戦争挑発であり、挑発の応酬を生み出しています。訓練が戦争に発展する危険があります。大規模な訓練が行われている期間は、戦争に最も接近している時間かもしれません。

軍事施設のない島・場所を訓練に使用することが、軍事拠点づくりの足場固めになっています。琉球弧全域の軍事拠点化に向けて、馬毛島で基地建設が始まる前は種子島など、最近では徳之島や沖永良部島などで訓練が繰り返されています。軍事訓練が、日米の戦争態勢づくりそのものになっています。

このまま軍事訓練の拡大を放置するわけにはいかない。私たちは特に大規模な訓練について抗議行動を行ったりするけれど、ぜんぜん足りない。軍事訓練というものを拒否し、批判することに、もっと力を注がなければまずいのでは、と思います。


2025年2月19日から3月7日までの17日間、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県で、
「アイアン・フィスト25」

と称する日米共同訓練(主に陸上自衛隊と米海兵隊)が計画されています。

「アイアン・フィスト」の目的は、「水陸両用作戦に係る行動を共同・統合により演練し、相互運用性の向上及び水陸両用作戦能力の向上を図る」とのこと。

「南西シフト」のはじまりの時期、2002年に、「島嶼での対処能力の充実・強化を図る」ため、長崎県佐世保市の相浦駐屯地に「西部方面普通科連隊」が編成されました。「水陸機動団」の前身です。西部方面普通科連隊が、アメリカの海兵隊から水陸両用戦を学ぶ場として、2005年に「アイアン・フィスト」はアメリカで始まりました。2022年度からは日本で行われています。

今回は、過去最大の4000人規模。昨年の「アイアン・フィスト」で初めて日米共同訓練が行われた沖永良部島では、海浜公園での着上陸訓練や、キャンプ場でのオスプレイなどの降着訓練、知名町のグラウンドでの戦闘訓練が行われます。詳しくは下の資料をご覧ください。


2月17日、19:00~20:00、新宿駅東南口
「私たちの税金が戦争や虐殺、琉球弧の収奪のために使われることに耐えられない!
~8兆7005億円を通すな! 2.17新宿アクション」
 
を行います。この戦争訓練にも抗議します。




 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 









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